大井川の恵みに育まれた、
旧大井川町(現、焼津市)。

2008年、大井川町は合併によって焼津市となりました。
でもここでは、ボクの田んぼの広がる旧大井川町のことを中心に、簡単なご紹介をします。ちなみに焼津市は、まぐろやかつおの日本屈指の水揚げ量を誇る漁港の街として知られています。

静岡県のほぼ真ん中、
大井川の河口東岸に位置します。

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」。聞いたことありますよね? 
急流で水量も多かった大井川は、東海道の難所として旅人を悩ませてきました(現代は上流にダムができ、水量は減りましたが)。
その大井川が駿河湾にそそぐ河口の東岸に広がるのが旧大井川町。
日本の真ん中に位置する静岡県の、そのまた真ん中です。
地域内に大きな山はなく、まさに見わたす限りの平野。
近年は郊外型の商業施設や企業の進出もありますが、田園風景は変わりません。
ちなみに、「月の砂漠」という名曲は、作者が大井川町の海岸でイメージを膨らませたと言われています。

大井川がもたらす、水はけのいい土壌。

大井川の東岸と紹介しましたが、江戸時代よりさらに昔は大井川の流れがよく変化したらしく、この地域が西岸だったこともあったとか。
そうやってこの地の土壌は太古の昔から大井川に育くまれてきました。
そして水はけが良く、酸素を採り込みやすい砂礫混じりの土壌を形成。
水はけがいい土地では、豊富な水が欠かせませんが、大井川がそれをしっかりカバーしてくれます。

大昔から稲作が盛ん。

静岡らしく一年を通じて温暖で日照も充分。
降雪は滅多にありませんが、それでも冬の寒風はけっこう厳しく、稲作に適した寒暖差にも恵まれてきました。
そこに大井川の豊かな水が加わって、この地域は古くから稲作が盛ん。その証拠に大井八幡宮で毎年3月に行われる「田遊び祭」は千年も受け継がれ、国の重要無形文化財に指定されているほどです。

大井川名物いろいろ

この他大井川地区ではトマトや「志太梨」の栽培も盛ん。うなぎの蒲焼きも名産です。
安価な輸入品が入る以前は、大井川の水を活かしたうなぎの養殖池がたくさんありました。
海に目を向けると大井川漁港で水揚げされるシラスや桜エビ、これは絶品です!
それから大井川河口は静岡県で屈指、全国的にも名高い野鳥の楽園。四季を通じて80種以上の野鳥を見ることができます。

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